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不思議な出来事。

こちらも旧ホームページから。

こんにちは、店主の市川です。

久しぶりの投稿です、『むかしむかしの放浪記』も更新しなくてはと思いながら久しく間が空いてしまい申し訳ありません。(て言っても読んでくれている人がいるのか?なんてことも思いますが・・・笑)もうしばらくお待ちください。

 

さて、今日は先日不思議なことがありまして、これは書かないとと思い・・・・・

始まりはもう半年以上前のことになります。

ちょっと仕事で埼玉県のある街へ。

そこは大きな川が流れていて自分の店から車で1・2時間ぐらいの距離なんだけど、街を少し出ると周りは畑や田んぼが広がり長閑な風景なんです。

半年ぐらい前のある日、私は仕事先で用を済ませ車で家路に着いていました。

夜も結構な時間になっていたのですが真っすぐ帰るのがなんか嫌で少し回り道をして帰ろうと思い、いつもは通らない道を走っていると右側にポツンとピンク色をした建物が、一旦は通り過ぎたのですが何か気になったのでもう一度引き返してみた。今考えると『引き込まれた』という方がしっくりくのるかな・・・

そこは今は誰も住んでいる様子はなく、以前は中華料理のお店だったようでそれらしい店の看板が朽ち果てて立っていた。

2階建てのその建物は外観がピンク色、こじんまりとしていて可愛らしい雰囲気を醸し出していた。

入口のドアの所に『売り物件』という張り紙があり、窓越しに中を見ると以前は営業していたことを思わせる椅子やテーブルが乱雑に置かれていた。

店の前は車が2・3台止められるようになっている。

「こんな所に店か~」「商売になるのかな?」

周りは直ぐそばに川が流れ反対側はこんもりとした山だ、イノシシが出てきてもおかしくない所だな~と思った。

ここにはどんな人がオーナーだったのだろう?その人には家族がいたんだろうな~?なぜ店を閉めたのだろうか?

私はそんなことを次々と思い浮かべながら20分ほどそこに佇んでいた。

それが半年ほど前の出来事。

それから何回かその街に出かけましたが、その店のことは気に掛からず、その道を通ることもなかった。

ある時、いつものように仕事を終わらせ帰ろうとしたが、あの店のことが思い浮かび「行ってみるか」と。

「確かこの道だったよなぁ~」と車を走らせてみたが・・・・・そばに川が流れていて、向かいは山。

しかし、ない。あの可愛らしいピンクの店がない。

「もう買い手がついて壊しちゃったのか?」でも、それらしい痕跡の場所もなければ新しく建った家も見当たらない。その日何回もその道を往復したが全く見当たらなかった。

それから何回かその道を通ってみたが、あの日見た「可愛らしいピンクのお店」は跡形もなく消えてしまった。

あれは夢だったのか?幻だったのだろうか?いったい何だったのだろうか?

世の中には不思議なことってあるようです。。。

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