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むかしむかしの放浪記⑨

お久しぶりです。

ホントに久しく間があいてしまいました。

前回の投稿が昨年のクリスマス、あれから4か月、世界の情勢はガラリと変わり只今コロナ騒動の真っただ中です。

みなさまはどうお過ごしでしょうか?街では緊急事態宣言が出され自粛が続いています。コロナに勝ってこの先もみなさまが幸せに過ごせますように祈ります。

さて、前回は北京滞在の話でしたが今回もまだ北京のお話。

僕たちは学生の貧乏旅行者、泊まる宿はホントに安い安宿です。流石にお湯の出ないシャワーに悩ませられましたが、なんとか気合で身体を洗い過ごしました。

今日は何処に行こうか?万里の長城、盧溝橋と巡り、やはりここは故宮・天安門広場へ行かなくちゃ!とベタな所へ。先ずは天安門広場、「なんだ?この広さは?」「いったい何の為にこんな広い空間が必要なんだ?」と日本人には理解しがたいものがありました。モスクワには「赤の広場」そして北京にはこの「天安門広場」社会主義国にはこういった広い空間がつきもので、ある意味威厳の象徴なのだろうか?遠く故宮の入り口には【毛沢東の肖像画】これもありがちな光景だと思った。

僕らが行ったのはあの【天安門事件】の前だった、後にニュースで見た時、あそこで起こったのかと、あの広場に戦車が突入して来たのかと・・・・・マジで怖い。

当時広場の隣にケンタッキーがあった、「この雰囲気にケンタッキーかぁ~」とちょっと違和感を持ったのを憶えている。

そして故宮へ。言わずと知れた「清王朝の宮殿」である。その姿はテレビなどで見ていたのだが、実際の故宮は奥が広い。いくつもの建物が奥へ奥へと延びており、また建物の様式も同じなので迷子になりそうだ。

ここに歴代の皇帝が住み、日本でも有名なあの西太后がいたのかと悠久の歴史に浸りながら見学してきた。

ここで余談だが、場所はよく分からないが僕らは昼食を取ろうと街のレストランへ。そこでいろいろと注文した中で干焼蝦仁(エビチリ)を頼んだ。それが思いの他旨く、「このエビチリうめぇな!」と。

次の日もあのエビチリを食おうと店へ。そしてエビチリを注文。

料理が出てきて「う?」一口食べて「え?」昨日のエビチリとは明らかに違う。

旨くない、いや、マズい!なんで?訳がわからない。

あとで中国の友人に聞いたところ「作る人が違ったんだよ」「街のレストラン、特に有名店じゃなきゃよくあること」だって。でもレシピってないの?料理人も入れ替わりが激しく老舗や有名店だと長く務めるけど安いレストランは日によって変わるらしい。もうガッカリしホテルへ帰った。

一通り北京の街を観光したし、次は何処へ行こうかという時に僕らは意見が分かれた。一人は上海へ行きたい。そして僕ら残りの者は西安へ。僕はシルクロードの出発点といわれる西安という街にこの旅行前から興味があり、どうしても行きたかった。そしてシルクロードを旅してみたいと・・・

どうしても折り合いがつかす僕らはここから二手に分かれることになった。

さぁ、いざ西安へ。そしてこの西安で僕らはとんでもないことに巻き込まれる。

それはまた次回。

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